「職場の悩みアンケート」中間管理職が抱える深い悩み 結果発表

中間管理職約312名を対象に「職場の悩みアンケート」実施いたしました。

調査にご協力いただき、誠にありがとうございます。8月7日のイベントでも報告いたしました調査結果は、下記に掲載いたします。

目次

「リーダー・管理職の実態調査 職場の悩みアンケート」の結果について

意図:組織で働く働き手が抱える課題や解決の方向性を探るためのデータ収集
実施期間:2022年7月6日~28日
アンケート対象:企業や組織で働く中間管理職、リーダー格の方
調査方法:インターネットアンケート
回答数:312件
回答者の性別・年代:

回答者の年代
回答者の性別

長引くコロナ禍における働き方(勤務形態)の変化とその影響 約6割に変化あり

コロナ禍が長期化する中、比較的最近である2022年春以降に絞り、コロナ禍の影響や働き方への変化があったか尋ねてみると、59%、約6割の方が「変化があった」と返答しています。「はい」と回答された方の変化として、「リモートと出社併用」が最も多く49%、「基本毎日出社」が34%で、出社を伴う勤務形態が8割を超え、フルリモートは5%にとどまりました。

2022年春以降の働き方の変化
変化の内容

◇長期にわたるコロナ禍の具体的な影響では「コミュニケーションの減少」への影響が数多く見られました

回答では、コロナ禍ならではの「コミュニケーション」というワードが目立ち、37回登場していました。「コミュニケーションの減少とそれによる意思疎通困難」といった内容がメインで、中間管理職としてチームを管理する立場だからこそ把握したい部分(部下のメンタルやモチベーション)が十分に把握できないなどといった影響があることがわかりました。また、全回答者の6割となるコロナ禍による環境変化のあった方々のうち8割が出社を伴う勤務であるにも関わらず、コミュニケーションに関する悩みが尽きないこともわかってきました。

◇他者との関係に悩む中間管理職 職場で最も頭の痛いことの約5割が「人間関係」「チームマネジメント」

「職場で最も頭の痛いことやご自身の課題、悩み事は何ですか?」という質問に対し、「人間関係」が最も多く26.3%、これに「チームマネジメント」を合わせた「他者との関係性に関わること」は47%と約5割を占めていました。さらにその具体的な内容についての質問回答では、中間管理職だからこそ、上と下の間に挟まれる立場で気を使いストレスを感じたり、周囲の言動が利己的と考え苦悩を感じるケースが多く見受けられます。

◇長引くコロナ禍で企業の課題や環境の変化に対応しつつ、チームマネジメントを行うことの困難さが垣間見られる

さらに、「チームマネジメント」を選択した方に、さらに「どんなことが悩ましかったり頭が痛いですか」と質問した回答の一部が以下となります。中間管理職として企業の課題や環境の変化への対応しながら、同時にチームメンバーのマネジメントを行うことの困難がつづられていました。事業や業務は1人で完結できることは少なくチームでの協力がカギとなる中、こういった悩みは尽きないようです。

◇中間管理職が望む理想は「相互理解」

こういった悩みの解決に向けての「今の状態がどうなればあなたにとって理想的でしょうか」という問いへの返答には、「互いに」というワードが目立ち、組織内の風通しがよくコミュニケーションが円滑で、お互いの考えを尊重し理解した上で、仕事に取り組めるのが理想という意見が多く見られました。

◇総括

アンケートによって、多くの中間管理職の方が非常に深い悩みを抱えている実態がわかりました。長引くコロナ禍によって、働き方が状況によって激しく変化、それに中間管理職として対応していくことの困難さがあり、さらにリモートなどの影響で、他者とうまくコミュニケーションをとれないことがマネジメントに影響を与え、働き手のストレスとなっている実態が浮き彫りになりました。また、上と下の間に挟まれる立場で気を使いストレスを感じたり、周囲の言動が利己的と感じる中間管理職の方々の苦悩が垣間見られました。彼らの理想は「相互理解」であり、お互いの考えを尊重し理解した上で、仕事に取り組めることであることもわかりました。GHCDコーチングは、人間関係における相互理解と成長を目指すメソッドであり、協会の活動を通じ手法を広めていくことで、中間管理職の悩みを軽減し、活躍できる人材を育てていきたいと考えています。

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