GHCDコーチング

GHCDコーチングとは

GHCDコーチングは、行動や成果そのものにフォーカスするのではなく、心の根本にある価値観や思い込みといった内面にフォーカスすることで、新たな行動変容を生み出す対話技法です。

単なる目標達成にとどまらず、上司や部下をはじめとした仕事の人間関係から、家族などのプライベートな人間関係まで、どんな人とでも良好な人間関係を築き、願望を実現するためのコミュニケーション技術です。

一般的なコーチングの課題

コーチングは優秀なスポーツ指導者やビジネスで成果を出しているリーダーの事例を基に1990年ごろからアメリカを中心に広まり、2000年ごろから、日本でも経営者やマネージャーの研修に用いられるようになりました。

米国式のコーチングは、「いかに行動を変えて成果を上げるか」を主眼とし、コーチングを受ける人の抱える問題に対し、行動変化を促すことで成果を上げようとするスタイルです。

一方で、このアプローチを行うと、確かに結果や行動が変化するものの、受け手の内面の気持ち、精神性などとリンクしないケースもあり、気持ちがついていかない、戸惑うといったことが起こることがあります。これは、米国式のコーチングスタイルが、「可視化されている課題や結果」などを重要視し、人の抱える内面や精神性をおそろかにするがゆえに起こる問題です。

米国から来たコーチングは、一定の効果は認められます。一方で、「結果を出すことを優先され、自分の内面をないがしろにされている」と感じた受け手が「コントロールされている感じ」「やらされている感じ」という印象を抱き、忌避感を抱くといったケースも散見されます。

東洋思想を組み合わせた解決策

GHCDコーチングは、米国式コーチングに東洋思想をベースとした、内面へのフォーカスを組み合わせた和魂洋才プログラムです。

代表の森が、ケンタッキー時代に培ったグローバルスタンダードな人財育成の豊富な現場経験と、心理学やコーチングなどの学術、禅などの東洋思想を組み合わせて「Grasp(理解)-Harmony(調和)-Creation(創造)-Development(発展)プロセス(GHCDプロセス)」として体系化しました。

内面にフォーカスするというアプローチは、東洋的な思想にみられるあり方で、クリエイティビティの源泉です。アップル創業者のスティーブ・ジョブズのクリエイティビティの源泉は、東洋思想にありました。

GHCDコーチングのアプローチ

目標達成を重視する一般的なコーチングと比較して、自己理解の促進や自分を取り巻く人間関係、社会との調和、創造性の発揮を重視しております。他者からの目標の強要ではなく自分の内なる想いをモチベーションの起点として自律的に動くことで成長を目指し、意見の異なる他者とも調和を取りながら安定的・継続的に活躍できる人材育成を行っています。

「Grasp(理解)-Harmony(調和)-Creation(創造)-Development(発展)」サイクル

そのアプローチの基本は、相手の「言葉になっていない思い」を引き出し、それを理解すること。本人が認識すらしていなかった内面に触れると、自分が本当に大切にしたかったこと(価値観)に気づき、そんな自分でいたいと確信を持ちます。

結果、自分の内面と調和がとれ、自分への確信が深まってくると、自分の外に対しできることはないか、楽しめることはないかと好奇心や創造力が自然と発揮されるようになります。こういった心理状態に到達すると、自己の利益のみ追求するのではなく、周りの人や社会のために真に自発的に行動する人材に成長していきます。

その中では、好奇心や想像力が発揮され、出てきたアイデアを具現化していこうとするプロセスで、その人は成長し発展していきます。そして成果もあがっていく。

不確実性の高い時代に必要な人材を育てる

不確実性の高い現代においては、論理的なアプローチのみならず、直観力やクリエイティビティを有し、困難な状況にあっても、自分自身の在り方に確信をもって、前向きに進んでいく、そんな人材が必要になってきます。そして、そういった人材が組織を強くしていきます。GHCDコーチングはそういった人材を育てていくための効果的なメソッドです。